1-01 敷地 と 道路 に 高低差 が ある土地 と ない土地、同価格で出ているけど違いはあるの?

例えば売り出し中の物件で、

同じ団地内で2件、敷地が道路とフラットになっている物件と、

道路から1.5M上がったところに地盤面がある敷地があった場合を

想定してみましょう。

便宜上仮に「フラット敷地」と「1.5M敷地」と呼びます。

フラット敷地は1000万円、1.5m敷地は1000万円で、敷地が上がっている土地は石積みが

されており道路から直接階段で上がるので駐車場が有りません。

この情報から分かることは、

1.5M敷地は駐車場を作るために道路面の土を撤去して1台もしくは2台分の駐

車場を作る必要があります。 都合上、1台+自転車置き場としますと、撤去+擁壁工事

+玄関への階段が必要になりますね。

撤去費25万、残土排出(間口5mx奥行き5mx擁壁高さ2m)50m3x8500円=42.5万、

擁壁工事100万、階段工事35万、その他25万で合計227.5万円掛かる事になります。

実際は土や石の排出費がもう少し掛かるでしょうから、ざっと250万以上は必要に

なる計算です。

そうすると、

実際に使えるようになるための土地代金は、フラット土地が1000万、1.5m土地は

1000+250で1250万以上となり、結果的にフラットよりずっと高額な土地になる訳です。

2台駐車場の確保や、高低差が2M以上あると更に大きなプラスアルファが必要になります。

土地と道路が接している面で、高低差があるときはこれを注意して選んでください。

目次