1-03 敷地内 の 最終下水桝がない。または 下水 は通っているが 敷地内 に 最終桝がない。

ナラスミカ

敷地を見に行くと、下水桝の無い現場があります。

原因は三つあります。

一つはこの地域に公共下水が通っていない場合。
もう一つは通っているけれどこの敷地への下水管接続がされていない場合。
最後に公共下水が無く浄化槽設置の区域である場合です。

ニュータウンなどのまちづくりとして開発されたところはほとんどの区域で
下水の放流が出来る敷地内最終枡が、道路に接する敷地1区画に付き設置され
ています。

これは敷地内の汚水・雑排水をそのまま放流が出来る桝(公共下水)で、この先
に下水本管があり処理場へと流れてゆきます。

公共下水があるととっても助かりますよね。

ただ、使用量は水道の使用量に連動して請求がきます。

最終枡が敷地内に無ければ、新たに設置して下水本管へ接続する方法があります。

接続は市町村の下水担当課に手続きすれば可能ですが、道路内での掘削・本管への
接続・敷地内に最終枡の設置・舗装の復旧と工事分の費用は建築主の負担になります。

水道引き込みと同時に出来ればよいのですが、これも認めていない市町村があるから
行政は不思議です。

ちなみに費用は、一式すべて込みで60万程度の出費が必要です。
(水道の引込に要する施設協力金(メーター料)は別)

目次