朝護孫子寺

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朝護孫子寺

朝護孫子寺(信貴山)

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朝護孫子寺

■ 宗派: 信貴山真言宗
■ 本尊: 毘沙門天
■ 創建: 不明
■ 開基: 聖徳太子(伝)
■ 住所: 奈良県生駒郡平群町信貴山2280-1
■ 電話: 0745-72-2277
■ 拝観料: 境内無料(霊宝館:200円)
■ 拝観時間: 入山は24時間可能
■ 駐車場: 有料駐車場有(500円
■ アクセス: 西名阪道路「法隆寺I.C」または「香芝I.C」より車で20分。 またJRでは奈良~王寺(約15分) 王寺~信貴山下(近鉄)~信貴山(バス)

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朝護孫子寺

奈良の西側には南北に連なる信貴山があります。
この生駒山のドライブコースとしての信貴・生駒スカイラインは、大阪・奈良に
在住の方なら大抵の方はご存知でしょう。
山上遊園や展望台、キャンプに夜景など見どころや遊び所いっぱいの場所です。

この信貴・生駒スカイラインの南端、平群町側から登ると料金所の手前に
朝護孫子寺はあります。
読み方は、「ちょうごそんしじ」と言い、昔(9世紀頃)、醍醐天皇の病を
平癒するための加持が効いたことから『朝廷を子々孫々にわたり守護せよ』
との意味で『朝護孫子寺』と名づけられたそうです。

さて、このお寺の御本尊は、毘沙門天。
毘沙門天は、単独でおられるときの名で、四天王の一人、多門天の別名でも
あります。 四天王は須弥山の四方を守る四神で、寺院では須弥壇の四方を
護ってられます。

多門天(毘沙門天)は、右手に如意宝珠を持ち、左手に宝塔を乗せています
ので、すぐに分かります。 奥さんは吉祥天。
また、毘沙門天としては、七福神の一人としても有名です。

平群から車で登り始めて程なく、ドライブウェイの料金所前に朝護孫子寺の
駐車場があります。 空いておれば少し奥まで行く事ができ、赤門近くに
止めることができます。

朝護孫子寺の入り口にはとても大きな世界一大福寅があり、トラとの係わりが
深いお寺であることが、訪れてすぐ感じられます。

私は近くにあった虎の親子を撮ってみました。

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朝護孫子寺

赤門を抜けると馬に乗った聖徳太子像があり、聖徳太子との係わりも
あることが分かります。

隣には樹齢1500年の榧の木がありました。

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1500年前と言えば蘇我氏と物部氏の政権を争っていた時代。
そんな頃に芽が出た木なのです。

この100年後、蘇我氏と物部氏との戦いとなるわけですが・・・
その戦いに参加してられた聖徳太子が物部氏討伐の戦勝祈願をした際、
御自身で四天王の像を刻まれた。

伝承では、寅の年、寅の日、寅の刻に四天王の一人である毘沙門天が
太子の前に現れ、その加護によって物部氏に勝利したことから、594年
に毘沙門天を祀る寺院を創建し、「信ずべき貴ぶべき山(信貴山)」と
名付けられた。(ここで聖徳太子との関わりがあった訳ですね)

当時のかやの木は、現在ではすでに『かやの木大明神』となられて
おりました。

私は毘沙門天という幟に惹かれて王蔵院の方へ行きました。
この階上を渡る廊下の雰囲気が大好きです。

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たどり着いたところは三重の塔と大きな地蔵尊。
三重塔の中には、阿閦ゅあしゅく)如来が中心に、毘沙門天と一緒に
おられましたので、いつもの感謝の意を。
この三重塔は昭和46年に建立だそうで、まだ新しい色合いを見せて
くれています。

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建物は三間四方ですが、全体のバランスとして軒の深さに対して
建物が大きいためか、どこか中国的な雰囲気が感じられます。

三重塔の隣に聳え立つ地蔵菩薩も印象的。

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この辺りからの見晴らしも美しい。

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とってもきれいな景色

本堂の方へ歩いてゆくと、多宝塔が目の前に飛び込んできます。

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ぱっと見ただけでこの建物が真言宗の建物であることがわかります。
塔の中は見ておりませんが、大日如来がそこに居られるのでしょう。

建物はそう大きなものではありません。
三間四方の建物で、一辺が4.17m。 建築時期はそう古いものではなく、
江戸時代後期だとか。
下屋は三手先二重垂木、上屋は四手先二重扇垂木で、建物全体バランス
は大変美しいと感じました。

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正面向かいにこれまた美しい鐘楼がありました。

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多宝塔から階段を降りると本堂の前に出てきます。

ナラスミカ本堂の階段を上ったところ

本堂は、朱塗りの欄干をもつ舞台造りの建物で、ここからの景色が
大変美しい。
建物は昭和33年に復興されたもの。

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本堂正面の扁額には毘沙門天という文字の横に百足が描かれています。

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この百足と毘沙門天との関係は深いらしく、表示の説明によると、

本尊の毘沙門天は福徳開運、商売繁盛の神様とされています。
「福徳開運、商売繁盛」とは、お金がたくさん集まってくること。
ですからお足(お金)がたくさんある百足(ムカデ)は毘沙門天の
使者であるということ、だそうです。

さて、
本堂の舞台から見えるこの景色を見て、終わりたいと思います。

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もみじ(楓)が多く、秋の紅葉は美しいのでしょうね。
次回は紅葉の季節にでも伺いたいと感じました。

‘09.9 photo by k.asano