大手私鉄の駅で唯一村にある駅 ” 近鉄飛鳥駅 “

大手私鉄の駅で唯一村にある駅、近鉄飛鳥駅(2016年現在)

ナラスミカ

近鉄飛鳥駅ロータリー

近鉄橿原神宮駅から吉野方面へ2駅。(近鉄吉野線)
明日香村にある唯一の駅がこの飛鳥駅です。

まず、この駅の成り立ちから。

開業は昭和4年、当時は橘寺駅と呼ばれていたとのこと。
昭和19年に近鉄吉野線の駅となります。
昭和45年に、飛鳥駅に改名。
平成2年に特急の停車駅となりました

ここで、明日香村なのに飛鳥駅という表現の違いについて。

【アスカの地名としては、飛鳥の字が一般的に定着しており、昭和31年高市村
、阪合村、飛鳥村の3村が合併して生まれた村名である
明日香村は、現代的感覚で新しく造られた名前のように理解されている向きが
多おおい。
アスカの表記について、古事記、日本書紀、万葉集等から拾ってみると、
明日香、飛鳥、安宿、阿須賀、阿須可、安須可等色々の文字が用いられており、
地名或は川の名前としては、明日香及び飛鳥は最も頻繁に用いられている。
古事記、日本書紀では、主として飛鳥が用いられ、万葉集では、明日香と
出でてくる場合が多く、飛鳥は、アスカという場合とトブトリとして明日香の
枕詞になっている場合とがある。】 明日香村役場HPより

古事記、日本書紀には飛鳥、万葉集では明日香が使われているなんて
初めて知りました。
飛鳥(とぶとり)の明日香という枕詩(まくらことば)に使われるよう、
どちらがイメージが強いのかと言うと、やはり私は『飛鳥』のイメージが
強いですね。 飛鳥京や飛鳥寺もありますし。
明日香という書き方は、とっても優しいイメージが先に立ちますね。

話は飛鳥駅に戻ります。

特急が停まるなんて驚きの事実が判明しましたが、駅の特徴を。
乗降人数は、2360人/日 (2015年調べ)。
大阪向きは、2つ目に橿原神宮駅、そして近鉄大阪線で阿部野橋まで
1本で到着します。
京都・奈良・難波・名古屋方面へは、橿原神宮で乗り換え、大和八木を
経由して移動することができます。
以外に交通の便が良いのには驚きました。

国道169号線と、県道209号線の交わる所に近鉄飛鳥駅があります。

国道169号線(中街道)は、奈良市から橿原を抜け五条までの旧街道で、
古代では下ツ道(しもつみち)と呼ばれていた奈良を南北に縦断する
大道でした。

県道209号線は、甘樫丘のふもと川原から天武・持統天皇陵、そして
高松塚古墳付近を抜け飛鳥駅までを繋ぐ、明日香村の主要路線です。

飛鳥駅はその道の交差点にあります。

近年、この飛鳥駅の交差点に村営の地場野菜販売のあすか夢販売所
が出来ました。
野菜や果物、そして米(古代米)などが並んでおりいつも人で溢れています。

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あすか夢販売所

十字の信号を渡ると、駅前のロータリーが見えます。

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広いロータリーには、飛鳥駅と飛鳥総合案内所、橿原警察駐在所、
明日香村レンタサイクルセンターなどがあります。

また、この駅を降りてきた観光客の為に、タクシー乗り場とバスの停留所
が駅の正面に見えます。

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右手にバス停とタクシー乗り場

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バスの案内板

明日香村の名所和廻る周遊バス、『赤かめ』のコース案内です。
1日フリー券が650円なんて、なんてお安いこと。。。

飛鳥駅から、名所をぐるりと回って橿原神宮駅までのコースです。

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周遊コース

では、駅に近づいてみます。

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飛鳥駅前

右手は観光案内所、正面が飛鳥駅になります。

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近鉄飛鳥駅改札口

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切符売り場

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出たところには、貸ロッカーの整備されていました。

チョッとローカルですが、とっても大好きな観光地です。

気持ちイイ風も吹いています。

緑がとってもきれいです。

奈良に来たら、日本の始まりである明日香へ

一度、訪れてみてください。

きっと貴方も大好きになると思います。

ナラスミカ

ようこそ、日本の始まりの地へ

ようこそ。

日本の国家の始まりの処へ。

飛鳥の明日香へ。

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