奈良で住宅を主に建築設計事務所を営む建築家の浅野勝義[一級建築士・宅地建物取引士・2級FP技能士]が30数年100件以上の経験で得た知識やノウハウを「土地を探して家づくり」とお考えの方へ、まだ家を建てるかをお悩みの方も、独自の視点からコンサルティング致します。ご希望で顧問税理士による不動産相続相談も承ります。

九体もの阿弥陀如来と浄土式庭園を持つ 浄瑠璃寺

 
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九体もの阿弥陀如来坐像と浄土式庭園をもつ 浄瑠璃寺

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浄瑠璃寺 三重塔

真言律宗 浄瑠璃寺

■ 所在地 京都府木津川市加茂町西小札場40
■ 本尊 阿弥陀如来(国宝) 薬師如来像(重文)
■ 創建年 738年建立
■ 開基 義明上人
■ 電話番号 0774-76-2390
■ 拝観料 300円(本堂拝観のみ)
■ 駐車場 有(有料)

この寺の名前の由来は、薬師如来のおられる東方浄瑠璃浄土から
来ているそうです。 中世から近世にかけて、浄瑠璃寺は興福寺
一乗院の末寺でしたが、明治初期の廃仏毀釈の混乱期に真言律宗
に転じ、奈良・西大寺の末寺となりました。

大きな特徴は、本堂(本堂)に9体もの阿弥陀如来座像を安置して
いることから、九体寺(くたいじ)とも呼ばれています。
また、
境内には中央にある池を中心に、西に阿弥陀堂、東に三重塔が
ある浄土式庭園をそなえています。

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浄瑠璃寺 山門

奈良の東大寺より、東北の方面へそう離れていない当尾の里
に着くには、車ならそう時間のかからない所にあります。

入り口の駐車場(有料)から浄瑠璃寺への参道沿いに、焼き物や
漬物のお店を過ぎると、昔懐かしい雰囲気の漂う参道と、その
向こうに山門と築地が目に入ります。

参道沿いのお茶屋さん。風情があります。

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山門の横には大きなモミジが真っ赤な紅葉を楽しませてくれ、
入ってすぐ、真正面に池が出現します。

池の右手(西側)には本堂がみえます。

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浄瑠璃寺 本堂

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本堂 扉

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本堂裏の縁側

その本堂に誘われて建物を見ていると、池の対岸に三重塔が
あることに気づきます。
形式は東に三重塔、西に本堂(阿弥陀堂)、と池を挟んでいます。

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浄瑠璃寺 池を挟んで三重塔

対岸の三重塔は東側には薬師如来が安置されており、正面にある
本堂には、9体の阿弥陀如来が安置されています。

これを浄土式庭園と言い、薬師如来は東方浄瑠璃世界に住み、
現世の苦しみを除いてくれる仏で、阿弥陀如来は西方極楽浄土
で死後救われるという考え。

東を拝んでは現生で幸せを願い、西を拝んでは死後救われる
ことを願う。
これは末法思想から来たもので、このお寺の本格的な造営は
その頃に始まるようです。

さて、
本堂(阿弥陀堂)は、間口11間、奥行き4間で、1107年建立。
正面から見て両端を連子窓とし、中央9間は板戸。
その板戸一つ一つに対して阿弥陀様が覗くように配置されて
います。

池の対岸から見ると、開いた板戸の中に阿弥陀様が9体も
並んで見えると、それは荘厳な絵になるのでしょう。
私はこの機会に見ることは出来ませんでした。

三重塔側から本堂を見る。

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浄瑠璃寺 池を挟んで本堂を見る

屋根は寄棟瓦葺き。 江戸時代に桧皮葺きから瓦へと葺き
替えられたそうです。

本堂(国宝)の中を拝観する際に初めて拝観料が必要になり
ます。 拝観料もお安く、反対に言いますとこの庭園を見学
するのに無料であることも驚きました。

本堂に入る(正面左側面より)と、一列に並ぶ阿弥陀如来に
一瞬驚き、足が止まります。

九体すべての仏師が違うようで、すべての阿弥陀様のお顔
や姿勢など微妙に異なっているのが分かります。

お寺の方にお聞きすると、人気の高い阿弥陀如来様もある
ようで、私もその話を聞いてもう一度はじめからお顔を
見て回らせて頂きました。

九体の阿弥陀如来像(九体とも国宝)の中尊は一回り大きく、
平安時代の定朝作と言われています。
中尊は上品下印を、他の8体は上品上印をそれぞれ結んで
いて、9体とも寄木造。金色に輝いています。

入口近くには四天王(持国天と増長天、いずれも国宝)が暗闇に
立っています。 その造りはひと際力強く美しく感じました。

阿弥陀如来様の間には、有名な吉祥天像が厨子に納められて
いますが、厨子のみで当日は拝むことはできませんでした。
(拝観日は決まっています)

池の対岸には三重塔(国宝)が建っています。

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浄瑠璃寺 三重塔

桧皮葺きで高さ16.8m。
京都から移築されたと言われており、美しいバランスと
佇まいを感じさせます。

九輪の上にある水煙を撮ってみました。

ナラスミカ

水煙

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構造上の特色は、初層内部には柱がないことで、心柱は初層
の天井から立てられているそうです。

この日は安置されている薬師如来(重文)の公開されていない
日でしたので、内部を確認する事はできませんでした。

ナラスミカこの日の紅葉

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紅葉の美しい、管理の行き届いた気持ち良いお寺でした。
皆さんにもお勧めです。

帰りの道、好い感じのお茶屋さんがあります。
心惹かれる幟に、そのまま誘われて入りそうになるのです。

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2008.11

2009年11月にも伺いました。

紅葉にはまだもう少し時間がかかりそうでした。

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2009 浄瑠璃寺本堂

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三重塔 2009.11

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