例えば売り出し中の物件で、
同じ団地内で2件、敷地が道路とフラットになっている物件と、
道路から1.5M上がったところに地盤面がある敷地があった場合を
想定してみましょう。
便宜上仮に「フラット敷地」と「1.5M敷地」と呼びます。
フラット敷地は1000万円、1.5m敷地は1000万円で、敷地が上がっている土地は石積みが
されており道路から直接階段で上がるので駐車場が有りません。
この情報から分かることは、
1.5M敷地は駐車場を作るために道路面の土を撤去して1台もしくは2台分の駐
車場を作る必要があります。 都合上、1台+自転車置き場としますと、撤去+擁壁工事
+玄関への階段が必要になりますね。
撤去費25万、残土排出(間口5mx奥行き5mx擁壁高さ2m)50m3x8500円=42.5万、
擁壁工事100万、階段工事35万、その他25万で合計227.5万円掛かる事になります。
実際は土や石の排出費がもう少し掛かるでしょうから、ざっと250万以上は必要に
なる計算です。
そうすると、
実際に使えるようになるための土地代金は、フラット土地が1000万、1.5m土地は
1000+250で1250万以上となり、結果的にフラットよりずっと高額な土地になる訳です。
2台駐車場の確保や、高低差が2M以上あると更に大きなプラスアルファが必要になります。
土地と道路が接している面で、高低差があるときはこれを注意して選んでください。