1-22 一目見てこの土地が気に入った。しかしこれを買うと建築する予算が足りない…。

ナラスミカ

○一目見てこの土地が気に入った。
しかしこれを買うと建築する予算が足りない・・・。

土地を買って建物を建築予定のケースです。

『土地代と建築費その他すべての総予算は3500万が上限です。 土地探しをしていましたところ、とっても気に入った土地に巡り会いました。 その土地の価格は1600万円でした。
これを購入しますと1900万しか残りません。 どうでしょう、この予算で建築できますでしょうか。  希望の家は大きな門構えと屋根付きの車庫、そして○LDKの家が建てたいのですが。』

といったお話です。
このご相談者はわざわざイメージの説明のために雑誌を開いて写真を見せて頂きました。

私の回答は簡単です。
こだわった建物を建てるには、2つの方法しかないと思います。

一つ目は、全体の予算を増やすこと。

二つ目は、誠に申し訳ないのですが私どもでは実現できません。価格のお安いと言われる住宅メーカー等に行って建ててもらうことをお勧めします。

この二つしか選択肢はないと思われます。

全体予算の上限が決まっているのであれば、希望する要望をかなえ得る建築費(外構費と設計料を含む諸費用を含めた)を除いた残りで土地代を算出し、その枠内で土地を探すしか解決方法はありません。

予算を出せば条件の良い土地は見つかるのもの当然です。

先日お話しいたしました別のご相談者の方が言ってられました。
「気に入った土地なら高くても手に入れて、掘っ立て小屋でもいいのでそこで暮らしたい。」

これはこれで理にかなっています。 それ位の割きりは必要です。

ところで、土地探しからの家づくりの場合、
全体予算から土地代の予算をはじき出し、その予算内で土地をを探し始めることなりますが、この土地探しは正直な所大変だと思います。

現実に探し始めると希望に合う物件はそうそう出て来ることなんてありませんし、毎週土地探しであちこち見て回るのも大変。長引くと疲れてしまって探すことすら面倒になってしまいます。

対策は自身で探しながら、信頼できる不動産業者に任せて希望する土地が出て来るのを両面からじっと待つ他ないのです。

奈の町でも土地探しのお手伝いをさせて頂いています。

土地探しからご相談を頂いている方も何組もおられます。
レインズに現在出ている物件の中で、私が見て予算内で良いと感じる物件も中にはあります。

しかし、それを提案しても住まい手さんの想いが違うのであればそれは仕方ないと思います。
次の物件を探しましょう。

土地についてこだわる気持ちはわかります。
少しぐらい高くてもずっと住むのだから・・・。

その気持ちも良く分かります。

土地を購入して設計が始まると、希望するイメージの無い方でもしたいことが次から次へと出て来るもの。 あと100万、200万あったらこれが出来たのに・・・。 そうなる事は分かっています。

実際の所、皆さんそうなります。

だって、ずっとこの建物の中で暮らすのですから、建物の概要が分かってくるとどうしても出て来るのは当然です。

予算が潤沢でしたら好きな場所を買えばよいと思います。

土地は上を見ると限(きり)がありません。 1000万どころか3000万や5000万あってもこだわりだしたら足らないものなのです。

しかし建物というのは人がずっと暮らす空間である訳ですから、奈の町に来られるようなこだわりの住まい手さんはこれを妥協するのはとっても辛いと思います。

気持ち良い家、暮らし易い家を望むなら、私は土地代ではなく建物代に予算を掛ける事をお勧めします。
私は、住まい手さんが家を出るのが嫌になるほど快適で大好きな家を建てて欲しいと常々思っています。